海の湘南life

湘南に在住。湘南での出来事、ライフ、VAPE、ゴルフ、釣りなどを記事にしています(^^) twitter.com/6UJKxssGZwsdOc8

氷川丸の船内を見学し武蔵一宮氷川神社へ 船舶編

 

 

 

前書き

任務を終え、静かに山下公園でみんなの憩い場になっている氷川丸
現役時代は客船としシアトルなど太平洋を往復したり、世界中を行き来しながら乗客を楽しましたり、戦時中は負傷した兵士を救助するため病院船としても活躍し、機雷に接触しても軍用に変更出来るようにされてた外板の厚さが15ミリもあり、無事だった。
多くの任務を果たし、引退後は山下公園の港でみんなに親しまれながら第二の船生を送っている氷川丸
数多くの航海を見守ってきた操舵室にある武蔵一宮氷川神社の御分霊が置かれ、今回は氷川丸(船舶編)と武蔵一宮氷川神社(神社編)を日を分けて船内を見学し、埼玉県大宮市にある武蔵一宮氷川神社に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

 

 

山下公園飛鳥Ⅱ氷川丸をきれいな花が咲く中から



4/14、横浜公園でガーデンネックレス横浜2023のチューリップを見ながら山下公園に向かう途中、大さん橋からはこの日の夕方に出港する飛鳥Ⅱが停泊していました



山下公園に着くとこちらもガーデンネックレス横浜2023のチューリップと氷川丸ガンダムがコラボしながら風でゆらゆらと咲いています



ネモフィラとかいろいろな花も咲き、ベイブリッジなど横浜の景色を鮮やかに彩っていますね



構図を変えて氷川丸の煙突とチューリップなどの花と組み合わせると氷川丸が花壇の一部に
🌷🌼🛳



ヤシ?とネモフィラの真ん中から氷川丸の船尾

春爛漫♪

春の花を楽しみながら氷川丸が停泊しているところにやってきました

船内に入るのが楽しみ😆

 

 

 

氷川丸

hikawamaru.nyk.com

 

アクセス

 

公共機関

電車
みなとみらい線元町・中華街駅」4番出口→徒歩3分
バス
JR根岸線桜木町駅」1~3番バス乗り場
横浜市営バス26系統「山下公園前」下車すぐ

おススメのバス
横浜駅A4番乗り場横浜市営バスベイサイドブルー「山下公園前」下車すぐ
連結されているバスで横浜のシンボルになりつつ、横浜の街を見ながら山下公園、中華街などに行けます

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首都高速横浜公園IC」又「新山下IC」より約5分ほど
駐車場は近くに有料パーキングがあります

 

 

氷川丸の基本情報

 



船籍:日本(大日本帝国)
所有者:日本郵便
建造所:三菱重工(横浜船渠)
総トン数:11,622トン
全長:163.3m
型幅:20.12m
高さ:29.26m
出力:11,000BHP(5,500BHP×2)
最大速力:18.21ノット
航続距離:15ノットで18,700海里
※1海里:1852 m
※1ノット:1.852km/h

 

大さん橋に停泊している飛鳥Ⅱ
建造所:三菱重工業長崎造船所
総トン数:50,142トン
全長:241 m
型幅:29.6 m
高さ:約45m

氷川丸に比べると総トン数が約5倍、長さが約80m長く、高さも15mほど高くなっています

氷川丸の生まれは横浜で竣工1930年4月25日で2023年現在、93歳!
飛鳥Ⅱの生まれは長崎で竣工1990年6月21日(命名2006年2月26日 飛鳥IIとして)生まれの33歳

同じ三菱重工氷川丸飛鳥Ⅱ、ダイヤモンドプリンセスのじっちゃんですね🛳

 

 

船内へ行きチケットを購入

 



チケットは船内で販売されているので、このままゲートの中に入り



タラップから船内に入ります

 

船内の入場料

 



一般:300円
シニア(65歳以上):200円
中学生・高校生:100円
小学生:100円
※2023.4現在


チケットを受付で購入し船内の順路案内に従いながら進んで行くと

お〜、船が浮いているのと風が強いので少し揺れている感じです

 

 

船内の丸い窓から桜木町を覗くと

 



カメラのホワイトバランスを調整し、目で見た時に近い色にし、写真を撮りながら奥に行きます

ん?この壁、木で出来てる!


客室の間に丸い窓があったので、ちょっと見てみると



ラウンドマークタワー、コスモクロック
あ!飛鳥Ⅱまで見えました🛳

 

 

当時の雰囲気を感じるレストランと一等社交室

 



こちらは一等食堂で皇族も利用したことがあるところ

食事とかの模型がテーブルに並べられ、BGMはレストラン内での食事したり雑談しているようなのが流れ、使われていた時の雰囲気を感じます



大切な人とこんなところでワインで乾杯したいですね!



レトロな時計など見ながら進んで行くと



中央階段

美しい曲線を描かれた階段を上り



MARC TWAINと書かれた船の模型がありました

その先の部屋に入ると



一等社交室

奥にグラウンドピアノが!

お食事後に音楽、JAZZなどの演奏を楽しんでいたのでしょうね

 

 

展示室でシアトルのエピソードを見ながら客室へ

 



一等のレストラン、ラウンジなど見終え進んで行くと



横浜港から太平洋を航行しシアトルに向かう様子、資料などが展示されていました

アクアラインの海ほたるでも似たようなものが展示してあったな



デッキに出てきました

外からの光が眩しい

今度は客室を見てみます



アクリルで覆われて中には入れませんが、客室が見れます

なんか、なんとなく古い病室みたいな感じが

病院船の名残りで配置がこうなったからかな?



この時代の船でもお風呂があります!

さすが豪華客船ですね

 

 

航行を見守った御分霊があるブリッジへ

 



ここのちょっと急な階段を登ると



ブリッジにやってきました



これはスロットルかな?

ブリッジの向こう側にも同じスロットルが付いてたので、恐らく第一エンジンと第二エンジン用?



操舵室(そうだしつ)内からの窓



この丸い窓の名前は旋回窓

ワイパーみたいな役目で、車と違うのは海水とかシケ、大雨でも高速で回転している旋回窓の方が視界を確保できるので、こちらが採用されているみたいです

蒸気機関車の運転席もこんな窓だったな



ブリッジの窓の向こうは横浜港を一望!



船首を見て左側に大さん橋で停泊中の飛鳥Ⅱ



舵の周りには色んな計器がいっぱい

舵の中には入れなかったので、外の窓から撮影



舵の右側に何かの圧力計



コンパス

iPhoneと位置確認しましたが、iPhoneがずれているような

GPSは建物内は弱いのかな



こんな時代からもレーダーがあったのですね



汽笛を鳴らす装置

今はこれを回しても鳴りませんが、12時のお昼と年越しカウントダウンで氷川丸の汽笛が鳴りますよ

 





伝声管

ラピュタとか太平洋戦争で出てくる軍艦の映画とかで見かけた事があるかと思いますが、この管に喋ると端末側に通じる通話設備

船長室、機関室、無線室に通じる配管があります


宜候(ようそろ)! 宜候(ようそろ)!🛳


宜候(ようそろ):直進させる意味



こちらは操舵室の背面にある武蔵一宮氷川神社の御分霊の神棚



安全に航海を見守ってきた武蔵一宮氷川神社の御分霊が今も操舵室にあります

この氷川丸の名前の由来はこの氷川神社から命名されました

神社編では埼玉県の大宮市にある氷川丸の御分霊先、武蔵一宮氷川神社に行きますので、ぜひ神社編の方もよろしくお願いします

 

船長室とデッキからガンダム

 



ブリッジの後方には煙突

山下埠頭側を見てみると



ガンダム発見

よく見ると頭の辺りまで行けるようになっているのですね

しかしここからガンダムを上の方で見ている人の顔まで望遠でわかるとは
気を付けないとどこから見られてるかわかりませんね😅



豪華なこの部屋は船長室

船の最高責任者だけあって部屋が豪華ですね



船長室に先ほどの操舵室から繋がる伝声管

すぐに対応出来るように配備されています



緊急用のボートを見ながら下ると



カラスの模型がガンダムを眺めていました

すみません、手で向きをガンダムの方にして撮りました



デッキの方を歩き



室内に入ると階段があります



当時の日本人の身長に合わしたのか、結構低いので頭上に気をつけてエンジンルームに向かいます

 

 

大きなエンジンがある機関室

 



機関室にやってきました


凄く大きなエンジン




カムシャフトなどまー、でかい



こちらは吸気口



エンジンは2基設置され、ディーゼルエンジンの8気筒

簡単に動きを説明しますと
燃焼室に空気を吸って、ピストンで圧縮し爆発させ、排気ガスを吐いて排気
これでピストンからロッドを動かし船のシャフトとペラに動力を伝えて回すような感じです🛳



機関室から廊下に出ると客室らしき部屋が

病院、ビルとかの発電機も相当うるさいので、こんなでかいエンジンの近くだと騒音とか大丈夫だったのかな?

 

氷川丸の航跡を展示

 



エンジンルームから出て廊下を歩いて最後の展示室にきました



氷川丸の航跡を見ると世界の色んなところに航海していたのがわかります



この氷川丸は病院船として活躍していたときの絵

客船から塗り替え、船内の設備なども病院に変更し、兵士達を救助に向かった氷川丸



こちらの絵は客船として活躍していた頃の氷川丸



船内を横から見た図などがあり、最後は



氷川丸の模型を見て終了

 

 

船外から氷川丸を見ながら横浜ビール

 



一等食堂、一等社交室、ブリッジ、機関室など一通り見てきました

補修されているので当時に近い状態の氷川丸を楽しましてもらいました

お腹も空いたのでゲート前の売店で横浜ビールとフランクフルトを買って



氷川丸に乾杯🍻


まいう〜🍺🛳😋

 

 

 

氷川丸を見て次へ

氷川丸の船内で一等食堂、一等社交室、ブリッジ、機関室などを見学しながら、航跡と歴史を見てきました。

一等食堂はとても豪華な感じと当時の雰囲気が今でも伝わり、私もこんな所でディナーを楽しみたくなる船内レストランでした。

客室は何となく古い病院の病室に似ており、階段なども古い講堂に似ており、病院船から客船に戻した事などに影響されているのかとと思いました。
しかしながら、この時代で浴室があったり、設備もとても良くできた船に感じました。

ブリッジは眺めもよく、横浜港など一望でき、いま現役の飛鳥Ⅱを見れたり、操舵室を見学でき、武蔵一宮氷川神社御分霊の神棚も見ることが出来ました。

機関室では船の心臓でもある大きなエンジンを見る事もできたり、氷川丸ミュージアムでは航跡と歴史を知る事ができました。

次の神社編では氷川丸の御分霊と命名を預かった横浜から離れた埼玉県大宮市の武蔵一宮氷川神社にどんな神社か楽しみに向かう事にしました

umi3049jp.hatenablog.com