春めいてきた今日この頃。
そろそろコートから上着に衣替えをしようと仕舞ってあったジャケットを取り出すと
なんだこれ、黒色がくすんでいる(^^;;
黒色の服なんかはご覧の通りに、普通に使っていても色落ちしてしまいます。
なんとかならないかと思い
あっ!クリーニング屋さんに依頼するのもありか。
お値段は、、、、⁉︎
4000円〜10000円ぐらいか
ユニクロで買ったお値段くらいの服じゃ、新しいの買う方が良さそうだけど、破れたわけでもないし、勿体ないな
ん〜、、、、ん!
自分で染めれば意外と安いのではないか?
ネットで調べると、ありました!
よし!発注して次の休みの日にでもやってみる事にしました。
※注
この染め方は、私自身の自己流でやっているところが多いので、あくまでも参考程度にお願いします。
その他、染めやすい素材とか染めにくい素材もありますのでメーカーホームページをご参考になってから使う方が無難です。
目次
素材と材料と染めるものの考え
こちらは、服の成分。
ポリエステル:58%
綿:36%
その他は省略します。
発注したり、用意したもの
粉体染料:桂屋 コールダイオール20g(黒)(低温)
色止剤:桂屋 液状 ミカノール 50cc
並塩:伯方の塩⁉︎
ゴム手袋:中厚手
酢:鹿児島の黒酢⁉︎
入れ物:7リットル以上のバケツとボール
なぜ鹿児島の黒酢とか伯方の塩なのかは、家にあったのは、これしか有りませんでした(^^;
もったいないので、工業用(軟水装置とかに使う並塩など)とか安い並塩、酢は安いのを使った方がおススメです。
他、ゴム手袋がなぜ中厚手なのかは、破けにくいからです。
簡易手袋、薄いゴム手袋なんかだと破れやすく、破れたときに塗料が手に着いて爪の間に入ったら、洗うのが大変なので、中厚手のゴム手袋を用意しました🧤
粉体染料のコールダイオールを選んだ訳は、コールダイホットだと85℃以上を7リットルのお湯を作らなければいけません。
現実的に難しいので、コールダイオールの30℃以上にしました。
これだとシャワーから供給できますからね!
大きめな容器がないので、洗車用のバケツ(9リットル)を使います。
これで道具と材料が揃いました(^^)
どうなるか初めていきます!
染料と塩・酢・水などな調合
染料をひと瓶すべてを500mlの熱湯の中に入れ、 並塩60g、酢30ml(本当は酢100㎖で、勿体ないのでケチりました(笑))を入れます。
割り箸でよく混ぜ混ぜし、粉が溶けるまでやります。
おすすめの入れ方の手順は
塩→酢→染料→湯です。
なぜこの手順なのかは、汚れないためで、染料を入れてから湯を入れた後に塩を入れると跳ねますので、汚れてもいい容器に移してからやる手間が掛かります。
あと酢を入れたのは、ポリエステルが6割ぐらい含まれているので、酢を混ぜました。
お湯は30℃以上ですが、熱いと染まりやすいとのことで、45℃にセットし、給湯させ、混ぜます。
服を染めてから濯ぐ
服を入れる前に、作業するところは、お風呂場、屋外、大きな流し台で行う事をおすすめします。
結構跳ねますので、後で清掃が簡単なところなどがいいかと思います。
作業する時の服装もご注意。
跳ねますので、服に着く可能性は大きく、汚れてもいい服装をおススメします。
私は、短パンとどうでもいい服装でやりました!
服を揉んで揉んで
広げては揉んで、満遍なく20分〜30分、この工程を行います。
うわっ!
飛び散ります😅
そして結構、しんどいです(^^;;
20〜30分経ちました!
染めた服装を取り出し、軽く水で洗って、バケツをきれいにしてから、染めた湯より低い温度にした給湯をバケツに溜めて、食器用洗剤を入れます。
食器用洗剤は、少量をお勧め。
入れ過ぎると濯ぐのが大変です。
バケツに湯と洗剤が入ったところに、染めた服を軽く洗い、水で洗い流し、色が出てこなくなれば、完了です。
色止めを行い、脱水
バケツに6リットルほどに30℃の給湯し、色止剤をキャップ×3杯(2ℓに対しキャップ1)入れて、混ぜます。
30分(本当は40分)ほど漬け込みます。
時たま混ぜたり揉んだりします。
時間がきたら、取り出して水で軽く洗います。
取り出した服を脱水させ、しばし待ちます。
☕️🚬
日干ししてアイロン掛けで完成と前後の比較
画像だと光の加減で染まったように見えませんが、黒くなってきました!
脱水したら、陰干をします。
私は面倒なので、エアコンとサーキュレーターの風を当てながら乾燥させました。
乾かしている間に、染める液で汚れたお風呂場を清掃。
意外と私の家のお風呂場は、床面、壁とかきれいに落ちました!
素材とか違うバスルームとかだと落ちにくいかもしれないので、要注意です。
乾くまでまた待ちます
☕️🚬 😪💤
乾いたジャケットを当て布をしながら、アイロン掛けをします。
黒色なので直に掛けるとテカってしまうので、当て布は必須!
完成しました!
画像だとよくわからないのですが、黒く染まりました。
ただ、思ったよりは、濃くはないような、、
では染める前と染めた後の比較をしてみます!
画像の光の具合で施工後が濃くなり過ぎてますが、もう少し薄めです。
もっと濃くしたい時は、コールダイホットを使う方がいいかもしれませんが、7リットル近くの熱湯を準備するポット、鍋などが必要なので、コート、ジャケットみたいな大きなものは、やりにくいかもしれませんね。
粉体染料を増やせば濃くなるのかな?
まとめ
色が薄くなったユニクロのジャケットをコールダイオールで染め直し、服を蘇らせる事ができました。
作業は、結構大変で、20〜30分揉んだり、自分含め周りも汚れました。
クリーニング屋さんで高い訳がよくわかりまた。
大体、粉体染料、塩、その他全てを安値で初期(すべて揃える)で買ったりすると、2000円ぐらいになります。
2回目以降からは、色染剤(結構あるので余ります)が余ったとして、1回目で使ったのが有りますので、粉体染料のみの値段(1000円ぐらい)になります。
ただ、安い服なんかは、染めるより買い直した方が金銭面的にいいかと思います。
お気に入りの服、5000円以上の服なんかを染め直すのに適してると思いました。